当て逃げ犯 見つかる可能性や確率は? 相手が分かった4事例を紹介

交通事故

スーパーやショッピングモールなど、駐車場に車をとめて当て逃げされたことはありますか? 修理に出すまでかっこ悪いし、なぜ自分が修理費を払わなくてはならないのか? 悔しすぎますよね。なんとか相手に修理費払わせたい!でも相手が見つかる可能性ってあるの?そんなヤキモキした気分にならないでしょうか

当て逃げの相手が見つかる可能性はとても低いですが、ゼロではありません。特に相手のフルナンバーが分かっていれば100%近い確率で相手が見つかるでしょう。(ナンバー偽造などは別として)

この記事では自動車保険の支払いに長年関わっていた筆者が、実際に相手が見つかった事例と見つかるまでの経緯を紹介しています

車のキズ

事例1:相手のフルナンバーが分かっていた

防犯カメラまたはドラレコに相手のフルナンバーが写っていた場合や目撃者が相手のフルナンバーを覚えていた場合、警察へ届け出をすれば車検証上の車両所有者または使用者を警察が調べてくれます

結果、該当車両があればまず警察から相手に連絡し、当て逃げ被害を訴えている人がいる事実を告げ、被害者へ電話するよう指示します。(被害者が「当て逃げするような人とコンタクトを取りたくない。相手の保険会社から連絡がほしい」という場合、相手の保険会社から連絡をもらえることもあり)

当て逃げ犯が見つかるケースで一番多いのが、やはり相手車両のフルナンバーが分かっていた場合です

しかし防犯カメラやドラレコの映像など物的証拠がある場合は良いのですが、目撃情報だけで物的証拠がなく、相手が当て逃げを認めない場合もあります

そのような場合、両者が警察署へ出向き、双方のキズの位置などを照合し、事実確認を行うことになるでしょう

ただし、相手車両にキズがない(ドアパンチの場合、ドアのカド部は剛性がありキズがないことが多い)場合や、相手がすぐ修理してしまった場合はしらを切られることもあるようです

レンタカー ナンバー

事例2:相手車両の車名と色、ナンバーの下4桁が分かっていた

死亡事故や重篤な人身事故ならいざ知らず、物損事故だと相手の車名、色、下4桁が分かっていても、警察が相手を調べてくれる可能性は低いです

というのも 同一ナンバーは全国でかなりの数になり、一台一台、調べるのはかなり手間がかかるからだそう(今どきデータベース化されて、簡単に抽出されてもいい気がするのですが・・・)

Aさん(60代、女性)のケースでも、相手の車名、色、下4桁しか分からず、なんど言っても警察がなかなか調べてくれません

しかし被害時、車内にいたAさんはムチ打ちの症状が出ており、心配した息子さんがなんとか相手に謝罪させたいと、「これだけ情報があるのになぜ相手が分からないのだ!」と警察へ猛抗議

やっと重い腰を上げて調べてくれたそう。そしてついに相手がわかり、賠償を受けることができました

事例3:相手情報は全くなかったが、相手が名乗り出てくれた

Bさんはある家電量販店の駐車場に車を停めていて、当て逃げ被害にあいました。駐車場に防犯カメラはなく、ドラレコの設置もなく物的証拠はありませんでしたが、警察へ被害を報告

数日後、「相手が名乗り出てきたよ」と警察から連絡があり、Bさんは相手保険会社から、無事に修理費を受け取ることができました

ただしこのようなケースは非常に稀。確率にするとしたら、1%に満たないでしょう

事例4:自力で相手を探した

職場の駐車場で当て逃げ被害にあったCさん。目撃情報も、防犯カメラも、ドラレコもなし

しかも職場の駐車場は非常に広く、駐車位置も特に決められていなく、従業員も数百人以上

でも絶対に相手を見つける!と最初から強い意志を表明していました
「どうやったら相手車両がわかりますか?」の問いに

「そうですねぇ・・・まずは相手車両と自車両とのキズの高さや入力方向の一致。キズの新しさや、塗料の付着などがポイントになると思いますが・・・この状況で難しくはないですか?」と答えました

「いえ、絶対に見つけます!」

なんと!数週間後、彼は見事にそれらしき車を見つけ、職場の保全課を通して相手と接触

相手も当て逃げをみとめ、修理費を払ってくれたそうです

強い意志と執念の賜物でした

ドラレコ

まとめ

いかがでしたか

少し面倒ですが、相手が全く分からなくても警察に届けておけば、もしかしたら後日、相手が警察へ名乗り出るかもしれません

その時に被害者情報がなければ、相手は警察に叱られるだけで終わりになってしまいます

そしてより確実に相手を特定するためには、ドラレコはとても有益(それでもナンバーが確認できないこともありますが)

当て逃げで泣き寝入りしたくない方はこの機会に取り付けてみてはいかがでしょうか

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コメント

  1. ユキイ ノリコ より:

    私が車、相手がバイクで停止中に左右確認中にバイクがつっこんできて、相手が急いでいるこら警察は呼ばないで。体大丈夫だしバイクも10
    センチ四方かけたとけだからすぐに直ると言われ、相手がスマホで免許証を写しあいしようと言ったのに急にスマホ忘れたと言い、メモに私の名前と電話を記入して渡しましたが、相手はくれずにバイクの修理代がわかれば電話するとさっさと逃げられ相手の電話も名前もわかりません。警察に届けましたが、当て逃げは相手から警察に電話ないとわからないと言われ悲しい毎日です。車かなりへこんでいて、自腹じゃ高いので相手からの連絡待ちです。信じた私がバカでした。ちゃんと連絡して欲しいです!

    • tomo tomo より:

      大変でしたね。相手が逃げてしまったんですね。ひどい話です・・・。悔しいですが、当て逃げ被害は日常的に起こっており、かつ後日相手が名乗り出てくるというのも滅多にないことです。ですので相手からの連絡を待ちつつも、修理の合い見積もりを取って、なるべく安く修理できる方法を考えてみてはいかがでしょうか。また修理完了後に相手が見つかった場合に備え、証拠保全(修理見積、修理箇所の様々な角度の写真数枚と車のナンバーも入れての写真数枚)をしておくといいですよ。ユキイさんが少しでも早く元気になるよう祈ってます。

      こちらの記事も参考にしていただければ幸いです。
      https://jidousya-ins.com/1290/#toc4「車の保険 使った方が得か?損か?はどうやって判断する?-見積もりを取ってみよう-」

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